物件は渋谷区高級住宅街の地下1階、地上3階建て専用住宅。 築年数も経っていることから一時は建て替えも検討されていましたが、地下部の解体や、立地環境などを考慮し今回は改修工事にとどめることになりました。 海外への単身赴任が多いオーナー様からの御要望としてメインとなるのがLDKのリフォーム。 外国の友人を招いてのパーティー等もすることもあるということで、特に力をいれました。 もともと広い空間でしたが白を基調とした配色にし、キッチンの形状を見直したり、ほとんど使われていなかった中庭を活かすことで更に視覚的な広がりをもたせ、道路に面した開口部をガラスブロックにすることで外部からの視線を気にすることなく採光を確保することができるようにしました。
オーナー様が殆ど日本におられず、打ち合わせ回数が限られていたことと建物が2×4という構造体であり大きな間取りの変更ができないため、既存の間取りを活かしつつ必要な部分を補強しながらの改修だったので非常に難しい案件でしたが、お引渡し後、「リフォームでここまで空間が変化すると思っていなかった。新築でなくリフォームの選択でよかった」とうれしいお言葉を頂きました。