注文住宅 東大井の家

敷地が広く、東側が運河に面しており非常に眺望が開けているという都内ではなかなか珍しい好条件のシチュエーションだったので比較的早期にプランニングのコンセプトがまとまりましたが、土地購入費用と建築費とのバランスで建物のボリュームを抑えながらのプランニングとなりました。 また眺望が開けているとはいえ、敷地と運河との間には堤防を兼ねた遊歩道があり、この遊歩道と敷地の高低差があるためまともに2階建てを建てるとちょうど目線が重なってしまうので工夫が必要となりました。 オーナー様ご夫婦は2人暮らし。将来増えるであろう家族を見越しての設計を希望されており、明るく開放感のある、しかし近隣の目線を配慮した造りにしてほしい。そして手先が器用でマメなご主人様からは、ガーデニングを楽しめるスペースを希望されました。

建物は東西に伸びる形状とし、LDKはリビングとDKを東西に分けるカタチで配置。運河が見渡せる側にリビングを設けました。 西面のファサードは閉じたイメージにしたかったので小さい窓を設置。十分な採光を取り入れるため中庭と広いバルコニーを南側に隣接。この中庭は1階の玄関、和室、子供部屋に面するように配置してあり、植栽を植えてガーデニングを楽しむと共に各スペースから望める癒しの空間となりました。 そして小屋裏収納のような広い収納庫もご希望されていたので、LDKに段差をつけ、この段差を利用して中間階にいわゆる蔵スペースを設け、LDKの空間的なアクセントと共に収納力もアップ、更にはリビングの位置が遊歩道からかなり高くなるため視線を気にせず広大に広がる運河の景色を楽しんでいただけるようになりました。

お引渡しの時は土だけだった庭も現在はウッドデッキのテラスを作られたり、沢山の植物が植えられ、小さいお子様との生活を楽しんでいただいております。

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